設計士の自宅マンションリノベ日記

設計士の自宅マンションリノベ日記設計士

2022.04.01

設計士の自宅マンションリノベ日記vol.10~工事編②~

「設計士の自宅マンションリノベ日記vol.10 ~工事編②~」

 

弊社若手設計士の自宅マンションリノベ日記を連載しているブログです。

筆者がその設計士です。

このブログでは、マンションリノベを実際に進めながら設計者目線での注意点や失敗談など、赤裸々に、堅苦しくない形でつづっていこうと思います。

マンションリノベを考えておられる方、興味がある方に少しでも参考になればと思います。


10回目の今回は、「工事編②」として、壁立ち上げの様子をお伝えします。

 

前回ブログの工程で、「墨出し」まで完了しました。

次にその墨に合わせて壁を立ち上げていく工程に入ります。

このように、壁の下地をまず起こしていきます。

写真はリビングから寝室を見たアングルです。

右に出入口があって、その奥(脚立が置いてあるところ)が収納になります。

天井にぶら下がっているコードは、照明やコンセントの電気配線です。

写真の段階では解体したままですが、この後整理されて、次取り付けられる位置に配置されていきます。

先ほどのアングルから左を向いた写真です。

奥で作業されている大工さんは、カーテンボックスの施工中です。

写真手前に置いてある木の箱がカーテンボックスです。

窓がL字になっているので、それに合わせてカーテンボックスを作ってもらいました。

 

手前に見える天井からぶら下がっている木材は「垂壁」の下地です。

「垂壁」とは普通の壁の上部分だけの壁のことです。

今回の設計では、ダイニングとリビングを空間的に区切る役割を持っています。

先ほどの写真の反対側のアングルです。

少し工事が進んで、天井下地まで完了しています。

 

手前がリビングで、奥がダイニングです。

この2室は扉などはないのですが、「垂壁」でなんとなく区切れているように設計しています。

 

ちなみに、黄色のクッション材の右に下地の間に木材の板がついていたり、ついていなかったりする壁があります。

この奥がクローゼットになっていて、ハンガーパイプや棚を設置する為の「下地補強」として、木の板が付けられています。

工事がぐーっと進んだ写真です。

下地材の上に、石膏ボードという板材を貼り付けています。

どの住宅でも、ほとんどがこの石膏ボードが壁の下地になっていると思います。

僕の家では、壁と天井の仕上げの9割がクロス貼りなので、この石膏ボードの上にクロスを貼って完了となります。

 

工事がここまでくると、家の骨格はほぼ完成です。

そろそろ引っ越しの準備をしなくては、、、と焦り始めています。

 

このブログもあと1か月くらいで完成までたどり着きそうです。

今回は経過報告のようなブログでしたが、次回は使用している木材の紹介などを書く予定です。

よろしくお願いします。

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