設計士の自宅マンションリノベ日記設計士
2022.04.09
設計士の自宅マンションリノベ日記vol.11~工事編③~
「設計士の自宅マンションリノベ日記vol.11 ~工事編③~」
弊社若手設計士の自宅マンションリノベ日記を連載しているブログです。
筆者がその設計士です。
このブログでは、マンションリノベを実際に進めながら設計者目線での注意点や失敗談など、赤裸々に、堅苦しくない形でつづっていこうと思います。
マンションリノベを考えておられる方、興味がある方に少しでも参考になればと思います。
11回目の今回は、「工事編③」として、僕の家で登場する木材の種類を紹介します。
まず床ですが、以前のブログでも書いたように、LL45の遮音性が必要で、しかも「直貼り」のマンションの為、フローリング選びには苦慮しました。
結果、toolboxのナチュラルオークという商品を選びました。
無垢材は予算的に厳しかったので合板フローリングで探していましたが、なかなかいいものが見つからず、、、
僕が探した中では一番、「塗装してる感」の少ない商品だったのでこれに決めました。
現場の様子は、施工後すぐに養生されているのでまだお伝え出来ませんが、完成時にはお見せしたいと思います。
(画像はtoolboxのHPより抜粋)
次に扉の材料ですが、シナ合板とラワン合板というオーソドックスな2種類にしました。
シナ合板はすっきりとした木目や色合い、ラワン合板はどちらかというと粗々しい感じです。
どちらもよく使われる一般的な材料です。
ちなみに僕の家の場合は、すっきり見せたいところと、がつんと見せたいところがあったので、2種類を混在させていますが、普段は1種類に絞って統一感を出します。
その他にも、窓枠に米栂を使ったり、造作家具にメラピーを使ったりしています。
「材種、使い過ぎや」と思う方もおられると思いますが、若気の至りで色々やってみたいことを詰め込んだ結果です。正直あまりおすすめはしません。
これが登場する木材ですが、使いすぎたと自分でも反省しています。
ちなみに、木材に塗る塗料ですが、オスモ製品を使っています。
普段の杉主体の家では、主に木の良さを生かすためにクリアー塗装や無塗装とすることが多いです。
僕の家の場合ラワン材を多く使っており、木自体の色むらが多い為、色付けをすることに決めました。
その代わりシナの部分はすっきりと見せる為、白系の塗装としています。
塗装のサンプルを作って確認しましたが、いざ現場で塗ってみると思っている色味にならず、、、ラワンは難しいです。
現場で職人さんに「もうちょっと薄く」「いや、もうちょっとかな、、、」と試行錯誤してもらいました。
これが、ラワン壁の塗装中の様子です。
壁は基本的にクロス貼りなのですが、アクセントに木の壁を使っています。
家の中で重要な役目を果たすので、塗装した後も完成時の雰囲気がどうなるかドキドキしています。
という訳で、あと1か月弱で工事が終わります。
次回は工事の進捗に合わせて、ブログを書けそうなネタを探したいと思います。