設計士の自宅マンションリノベ日記設計士
2022.04.23
設計士の自宅マンションリノベ日記vol.13~工事編⑤~
「設計士の自宅マンションリノベ日記vol.13 ~工事編⑤~」
弊社若手設計士の自宅マンションリノベ日記を連載しているブログです。
筆者がその設計士です。
このブログでは、マンションリノベを実際に進めながら設計者目線での注意点や失敗談など、赤裸々に、堅苦しくない形でつづっていこうと思います。
マンションリノベを考えておられる方、興味がある方に少しでも参考になればと思います。
13回目の今回は、「工事編⑤」として、造作家具についてご紹介します。
造作家具とは、一般的な家具と違って、工事期間中に造り付けで設置する家具のことです。
よく家を模型にしてひっくり返したときに、落ちてこないものが造作家具という表現を聞くことがありますが、ざっくり表現としては分かりやすいかと思います。
僕の家の場合は、ダイニングカウンターや靴箱などを造作家具として作ってもらいました。
このブログで度々触れていますが、木の板壁がアクセントとして出てきます。
その壁と統一感を出すために、同じ木で作ってもらいたくてお願いしました。
こちらがダイニングカウンターです。
写真を見て頂くとわかるのですが、壁が後ろにある面はダイニングから使える収納で、反対側はキッチンから使える収納です。
なかなかこのような変わった形を既製品で購入するのは難しく、オリジナルで作ってもらうことで実現しました。
他にも、玄関収納も造作家具です。
こちらも玄関扉と同じ木材を使用して、統一感を出しています。
ちなみに玄関と奥の部屋には「壁」がありません。
壁を作る代わりに、ぴったりサイズの家具で仕切っています。
こういったことができるのも造作家具の魅力です。
少し脱線しますですが、キッチンも少し紹介したいと思います。
普段戎工務店では、キッチンも造作家具としてつくることが多いです。
ただ僕の家では、キッチンは間取り上少し奥まったところにあり、それほど他との統一感が必要ない為、造作家具ではなく、システムキッチンにしました。
ただシステムキッチンといっても、各メーカーさんから色々な種類が出ています。
それぞれ特徴があり選ぶは難しいのですが、今回はウッドワンさんのスイージーを選びました。
スイージーを選んだ理由は、僕も妻もテカテカした仕上よりもマットな質感が好みだということです。
どうしてもシステムキッチンはキッチン=汚れにくさを表現し、ツルッとした仕上げのものが多い印象です。
その点ウッドワンさんは木の質感を大事にされているメーカーなので、マットな質感の品ぞろえが良かった点が最大の決め手でした。
ちなみに写真の右側、レンジフードの横に、大工さんに簡単な棚を作ってもらっています。
最初はここにも吊戸棚を作りたかったのですが、排気ダクトが後ろに通っている為、十分な奥行が取れず、小さな棚になりました。
ちなみにちなみに、僕は本当は壁にタイルが貼りたかった、、、
でも掃除とか費用面を考え、家族会議の結果、キッチンパネルになりました。
そんなこんなで、今回は造作家具とキッチンについて書きました。
次は完成写真をお見せできるはずです。
次回が最終回(予定)です。よろしくお願いします。