設計士の自宅マンションリノベ日記ニュース
2022.02.19
設計士の自宅マンションリノベ日記vol.4~設計編①~
「設計士の自宅マンションリノベ日記vol.4 ~設計編①~」
弊社若手設計士の自宅マンションリノベ日記を連載ブログです。
筆者がその設計士です。
このブログでは、マンションリノベを実際に進めながら
設計者目線での注意点や失敗談など、
赤裸々に、堅苦しくない形でつづっていこうと思います。
マンションリノベを考えておられる方、興味がある方に少しでも参考になればと思います。
4回目の今回から、ついに僕の本職の「設計編」に入ります。
あまり細かいことを書き始めてしまうとなかなか書き切れないと思うので、
マンションリノベの設計って何をしているの?的なことを中心に書こうと思っています。
設計編1回目の今回は、「スケジュール」について書きます。
戸建ての新築だと、いろんなホームページで「設計期間はこれくらいで~工事期間は~」というようなものを見かけます。
でもマンションリノベはまだ少ないと思います。
実際仕事でしていても、お客様との間にスケジュール感のギャップが生じることがあります。
という訳で、参考に僕の場合のざっくりスケジュールです。
このような感じ。
(設計事務所や工務店によって様々だとは思いますので、参考程度にお考え下さい。)
ここで重要なのが、次の2つをなるべく早く行うことです。
・現地調査(設計士が実際に家の中を見る)
・竣工図閲覧(管理事務所で見せてもらえるマンションを建てたときの図面)
この2つが無いと、せっかくプランを決めても思わぬ障壁がでてきて、計画を変更せざるを得ない場合があります。(こんなとこに梁通ってんのかい!みたいなことです。)
ちなみに僕の場合は、この2つを不動産の決済前に行いました。
不動産屋さん経由で立ち入りの許可や竣工図閲覧申請など、ひと手間かかりますが、その手間の価値はあると思います。
(といっても買主兼設計者なのでスムーズにいったところはあります。。。)
あともう一つ。
打合せの中で、平面図(間取りといわれるもの)が完成すると、設計終わり!と思われる方が多いのではないでしょうか。
僕の個人的な体感としては、その段階で設計の半分が終わったかなーという感じです。
そこから色々な仕様を決めたり、高さ関係を考えたりと意外に時間が掛かります。
僕自身も、間取りを決めてから、あれはこうかな、いややっぱりこっちかなみたいな、
悩みすぎて何も前に進まない設計期間がありました、、、
そんなこんなでマンションリノベは結構時間が掛かるのが実情です。
場合によっては、ローンと家賃とのダブルパンチになりますので、計画的に進める必要があります。
マンションリノベを考えておられる方は、なるべく早いうちにお近くの設計者や工務店に相談してみてください。
スケジュール感については、ざっくばらんにお伝えした方がスムーズだと思います。
では、今回はここまでです。
是非次回もよろしくお願いします。