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2022.07.04
住宅ローンの準備物
住宅ローンを利用することが初めてローン利用の方も多いと思います。
今回はざっとにはなりますが流れをご説明しつつ、実際の手続きや必要になるものをご説明したいと思います。
事前審査(仮審査)
住宅購入のための物件が決まったら、最初に事前審査を行います。
不動産会社には金融機関の事前審査書類を備えていることが多いので、買主は自分で用意する必要はありません。
主な記入事項は、氏名等の基本情報・勤務先・年収・預貯金額・借入状況等の個人情報や、当該物件の面積・構造等の物件に関わる部分、そして借入金額・返済年数・ボーナス返済の有無・付帯保険(団信)の選択等の資金計画に関わる部分です。
事前審査で記入した借入状況をもとに本審査に進みますので、事前審査を通過した後に物件の変更や資金計画の変更がある場合は、改めて審査をし直す必要があります。
【必要なものの例】
・事前審査書類
・認印
・運転免許証またはパスポートの写し(両面必須の場合が多い)
・健康保険証の写し(両面必須の場合が多い)
・前年分の源泉徴収票
→自営業の方は、確定申告書(直近3年分の場合が多い)
・物件資料
会社員の方は、最低でも1年間勤務していないと事前審査を受け付けてもらえない場合もあるそうです。ローン契約を検討する段階で確認しておいた方がよいでしょう
事前審査は金融機関に提出して、3日~1週間程度で審査結果が出ます。
本審査
事前審査に通過し、物件の売買契約が終わったら、次は本審査に進みます。
本審査では、事前審査内容と同じ条件で書類を提出します。
物件の売買契約書や同時に新築やリフォームの工事を行う場合の請負契約書等が必要になります。
【必要なものの例】
・本審査書類
・団体信用生命保険申込書兼告知書
・預金通帳
・実印
・住民票
・印鑑証明書
・課税証明書(住民税決定通知書)
・源泉徴収票
・運転免許証またはパスポート
・健康保険証
・不動産売買契約書
・重要事項説明書
・不動産登記事項証明書
・リフォーム等工事を行う場合は請負契約書(見積書でも可能な場合もある)
上記のほかに、所得合算の場合ではさらに合算者の書類が必要になります。
本審査は保証会社の審査も含まれるため、審査結果が出るまで2~3週間程度の時間がかかります。事前審査時に記載漏れがあった場合は稀に否認の結果が出る場合もありますので注意が必要です。
融資実行・残代金決済(引渡し)
決済日は、ローンの実行を行って買主の口座に借入金が入り、そこから物件の残代金(頭金を省いた額)を売主に支払います。同時に所有権移転登記を行い、所有権が買主に移れば鍵の引渡しとなります。
また、銀行の営業時間である“平日午後3時までに”買主から売主への残代金の支払いを確認する必要があるため、平日の午前中から開始することがほとんどです。売主も買主も、予め仕事等の日程の調整する必要がありますのでご注意を。
【必要なものの例】
・返済用口座の通帳
・実印
・銀行印
・運転免許証またはパスポート